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​細菌のバイオフィルム形成機構の解明

自然環境中の細菌の多くはバイオフィルムと呼ばれる膜構造体を細胞の外につくります。バイオフィルムは、主に細胞外多糖、タンパク質からなる線毛、細胞外DNA等の生体高分子から成り立っています。構成する細胞外多糖やタンパク質の種類はバイオフィルム中に含まれる細菌種によって異なり、外部環境ストレスから内部の細菌を守る重要な役割を担っています。私たちが研究対象としている大腸菌は、主要なバイオフィルム構成成分としてCurli線毛と呼ばれるアミロイド線維を形成します。私たちはCurli線毛形成に関わる遺伝子の探索と機能解明、それら遺伝子発現制御機構の全容解明を目指して研究を行っています。

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©2021 by 信州大学 遺伝子実験支援部門 小笠原研究室

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